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Happiness

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■別宮

ISE TRIP GUIDE 2 別宮

ひと足延ばして、別宮へお参りに。

 2度目、3度目の伊勢や、時間と体力に余裕のある旅なら、外宮・内宮から、伊勢の各地や志摩、熊野路に御鎮座される別宮へ。土地の気配が感じられて、伊勢がもっと身近になるはず。



田園にこんもり繁る森をたどり、のんびり別宮巡りの旅へ。

 神宮には御正宮に次ぐ格式を誇る別宮があり、内宮、外宮を合わせて14宮。内宮、外宮の神域内だけでなく、伊勢志摩の広い地域に点在している。古い土地の神、神事や御料に関わる神、天照大御神の兄弟神、内宮以前に宮が営まれた元伊勢の地など御祭神も由緒もそれぞれだが、共通するのは観光地の喧噪から距離を置いた静かなロケーションと、神域の心なごむ空気。

 外宮から徒歩圏内の町中にたたずむ月夜見宮、田園地帯の中で天をつく樹々に守られた月読宮と倭姫宮、深山の渓流のほとりの瀧原宮、豊かな海に近く地元の漁師や海女の信仰厚い伊雑宮。厳かな正宮とは異なる魅力の、個性豊かな別宮を巡るのも、伊勢のもうひとつのお楽しみ。





多賀宮(たかのみや)
豊受大御神荒御魂(とようけおおみかみのあらみたま)

 多賀宮.jpg

 豊受大神宮大前の御池にかけられている亀石を渡ると、右手に土宮、左手に風宮が見えて参ります。それを過ぎ、正面の98段の石階を上がると、檜尾山に南面して、外宮の第一別宮である多賀宮がご鎮座になっています。

 こちらのお宮にお参りすると、清々しさとともに強く濃い力を感じます。
14別宮のうち、内宮荒祭宮同様重きが置かれ、20年に一度の式年遷宮でも正宮に引き続き真っ先に斎行されます。

 御正宮で日頃の感謝をお伝えしたら、次に多賀宮へお参りを。多賀宮は、地元の人に聞いても、伊勢の神宮の中で一番強い波を感じるという方も多い、強いパワーのある場所。ここは個人的なお願い事もOKだということです。






土宮(つちのみや)
大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)

 土宮.jpg

 豊受大神宮の大前の御池の真向かいに広がる深い杉木立の中、大土乃御祖神をおまつりする土宮がご鎮座しています。

 土地の神を祀るといわれ、非常に重厚な神がいらっしゃるとされています。土宮の神の働きを拡大解釈すると、立場や役目を安定させる神様ととれるため、飽き性の人、根性のない人はぜひお参りしましょう。
 こちらのお宮に参らせて頂くと力強くずっしりとした感じを受けます。その後、心がすっきりします。






風宮(かぜのみや)
級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)


 風宮.jpg

 多賀宮へ上る石階のすぐ左脇に、土宮とはちょうど反対側、つまり東側のところに風宮が御鎮座になっています。

 風宮は、風の神様を祀るといわれ、拡大解釈すると、流通、通信の神でもあるといわれます。流布するとか、広めるとか…。
 もしかすると、風宮の風の神は、神様の御心を、産土の神々にお伝えする役割があるのかも。風宮に参拝する場合には「いつも神様からいい風をいただけますように。」とお願いするのがよいらしいです。






月夜見宮(つきよみのみや)
月夜見尊(つきよみのみこと)
月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)


 月夜見宮.jpg

 外宮から徒歩10分くらいの距離にある外宮別宮の月夜見宮。明るい気分になるお宮です。
内宮別宮の月讀宮(つきよみのみや)の御祭神と御同神ですが、月夜見尊の文字が用いられております。

 御正宮に向かって右手に大きな楠があります。日々の罪汚れをお許しくださるよう、お祈りするとよいそうです。癒されたい人は、月夜見宮・月讀宮へ。


伊勢市宮後1-3-19
0596-24-1111





 外宮さんには、水の神様がいらっしゃるとのこと。
神主さんに、水の神様はどちらでしょうか? と尋ねてみると、出会えるかもしれないですね。







荒祭宮(あらまつりのみや)
天照坐皇大御神荒御魂(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)

 荒祭宮.jpg

 荒祭宮はご正宮の北方、やや小高い所にご鎮座になっています。正宮参拝を終え、参道をもどりますと、旧正宮のありました古殿地の西南の隅に苔むした籾種石(もみだねいし)という大きな岩が目をひきますが、その岩組みを見ながら右へ進むと、御稲御倉(みしねのみくら)があり、ついでつきあたりの外幣殿(げへいでん)を過ぎると、正宮の裏側(北側)に出ます。さらに進むと左手に下りの石階があり、「踏まぬ石」を捜しながらここを降りると前方やや小高い場所に荒祭宮を仰ぎ見ることができます。

 荒祭宮は、外宮の多賀宮と同じで、あまてらしますすめおおみかみの荒魂をお祀りしています。
この荒祭宮では、自分の幸運を祈るのもアリ、なのだそうです。
こちらも強いパワーを感じるという人が多く、お参りしていると周囲の森の境界線に沿って、風がごわーっと巻いたりするのが感じられるのだとか。






風日祈宮(かざひのみのみや)
級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)


 風日祈宮.jpg

 内宮神楽殿授与所の向い側、奥の方に鳥居と宇治橋に似た橋が見えます。この橋は風日祈宮御橋(かざひのみのみやみはし)とも五十鈴川橋ともいわれており、その橋を渡ると、右手に、皇大神宮別宮、風日祈宮が鎮まっています。






月讀宮(つきよみのみや)

 月讀宮.jpg

東から西へ順次

2. 月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)
月讀尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)

1. 月讀宮(つきよみのみや) 
月讀尊(つきよみのみこと)

3. 伊佐奈岐宮(いざなぎのみや) 
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)

4. 伊佐奈弥宮(いざなみのみや) 
伊弉冉尊(いざなみのみこと)

ご参拝は1から4へと順にされるのが一般的


 内宮から1.8km。内宮と外宮を結ぶ県道(御幸道路)の中間点に内宮別宮の月讀宮の鳥居が見えてきます。
月讀宮、月讀荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮が御鎮座されています。いざなぎ、いざなみをお祀りする神社は全国にたくさんありますが、こちらは穴場的スポット。縁結びしたいという人は、こちらを訪ねてみては。新月が満月になるように、縁を整えてくださるといわれます。

 内宮の月讀さんは、特に参道に趣があるそうです。内宮とも外宮とも違う、お優しい雰囲気。心の世界って感じで、メンタルな部分をよくしてくださるかも。


伊勢市中村町742-1






瀧原宮(たきはらのみや)

 瀧原宮・瀧原竝宮.jpg

1. 瀧原宮(たきはらのみや)
天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)

2. 瀧原竝宮(たきはらならびのみや)
天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)

ご参拝は1、2と順にされるのが一般的

 瀧原宮は川でお手水をするという原始的かつ、祓いの場所としての古い形態が残っている珍しい場所です。
参拝前には御手洗の川で心を清らかにし、日本古来の伝統を体験してみてください。


度会郡大紀町滝原872
0598-86-2018






伊雑宮(いざわのみや)
天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)

 伊雑宮.jpg

 志摩の入り江の奥にたたずむ遥宮(とおのみや)。
古くから内宮の遥宮として重んじられ、「いそべさん」の名で近郷の人々に親しまれる別宮。


志摩市磯部町上之郷374
0599-55-0038






倭姫宮(やまとひめのみや)
倭姫命(やまとひめのみこと)

 倭姫宮.jpg


 内宮と外宮を結ぶおよそ5kmの美しい並木道路、御幸道路の中ほどに、松の緑もあざやかな丘があり、倉田山と呼ばれています。ここには神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)・農業館・美術館・神宮文庫・皇学館大学等があり、これに接する常緑の森が宮域です。JR東海 伊勢市駅と近鉄 宇治山田駅から三重交通神都線バス(外宮・内宮循環)の「倉田山」で下車すると、すぐ表参道の鳥居が見えます。


伊勢市楠部町5
0596-24-1111







 
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